わたしはナユちゃん!


第壱拾八話「終わりと始まりが集う場所」

『あさ〜、朝だよ〜。アイアンリーガーは、スパロボに出られないのかな〜?

祐一「んなの知るか!」

気合一閃、名雪の目覚ましに二重の極みを喰らわせる。
だが名雪がマシンセルを注入した目覚し時計は、一瞬にして復元した。

第一、どうやったら人間大の大きさのロボットがスパロボに出るってんだ・・・
確かに、マグナムAは多少はやれるかもしれんが、その他大勢がダメだろ。

なんか疾風アイアンリーガーファンの多くを敵に回した気がするが、まあいいか。

え? なんでいきなり朝になってるのかって?

んなの決まってんだろ。

筆者が学校編を書くの飽きたんだよ。

なに? それならあらすじで説明しろ?
へいへい、仕方ねぇな・・・
んじゃ耳の穴かっぽじってよく聞けや。

名雪がな、学校飽きたとか言い出してな、
魔王半月剣で学校を中心に半径30Kmを塵にしたんだよ。

でも何故か水瀬家だけは無事でな、とっとと帰って寝たんだよ。
はいあらすじ終わり。

さて、今日も学校があるしな、名雪を起こさないと・・・
あいつ俺が起こさないと機嫌悪いからなぁ・・・

俺は着替えを済ませ、0.1秒で名雪の部屋のドアをハイパーメガライフルで蒸発させ、侵入に成功した。

祐一「おい、起きろ名雪!」

名雪の肩を揺さぶり、大声張り上げる。
が、これで起きれば苦労はない。

名雪「う〜・・・アトランティスが沈むお〜・・・

祐一「もう沈んでるだろうがーっ! 起きろーっ!!」

今度は名雪を強引に抱き起こし、頬をペチペチと叩く。

名雪「ふぁ〜・・・おはようございまふ〜・・・」

朝の挨拶をする名雪。
が、これで起きているとは限らない。
俺はちゃんと起きているか、確かめることにした。

祐一「よし名雪。起きているなら、これから言う質問に答えろ」

名雪「・・・らじゃ〜・・・だお〜」

うむ、いい返事だ。

祐一「ファウストの一撃必殺技の名前は?」

名雪「今週のYAMABA・・・だお〜」

祐一「超人ロックはどんな時に最大の力を発揮する?」

名雪「絶対絶命のピンチの時だお〜」

祐一「女性器の俗称をなんと言う?」

名雪「関東だとおマ○○、関西だとお○○・・・だお〜」

祐一「起きんかこのボケェェェッ!!!」

名雪のドタマに溶断破砕マニピュレーターを叩きつける。

祐一「そんなに透が好きかぁぁぁーーっ!!!

俺は楽羅派だ!

名雪「あ、祐一おはよ〜」

溶断破砕マニピュレーターを喰らっても、
毛ほども傷ついていない名雪が、今度はちゃんと朝の挨拶をする。
やっと起きたか、この眠りの権化は。

祐一「よし、起きたな。さっさと着替えて下りて来いよ」

名雪にそう言い渡して、部屋を出ようとすると、名雪に呼びとめられた。

名雪「私は由希君派だよ〜

祐一「あいつは男だ!」

今度こそ部屋を出て1階に下りる。
すると、トーストを焼く良い匂いが漂ってきた。
今日もグッドタイミングで朝食にありつけるようだ。

秋子さんに朝の挨拶を済ませ、自分の椅子に座る。

あゆ「うぐぅ・・・ボクも挨拶したのに・・・」

何か聞えてきたが、そんなのは無視だ。
本文に出ていない挨拶など、俺は挨拶と認めない。

うぐうぐ言っている何かを無視していると、俺の分のトーストが運ばれてきたので、
バターを塗って、上にスクランブルエッグを乗せ、かじる。
ん? 誰だ邪道だなんて言ってる奴は。
俺に邪道だなんて意見したいならな、まずは海原雄山をへこましてから来い。

秋子さんが認めた方法に意見したいなら、その程度は当然だ。

あゆ「うぐぅ・・・日本人の朝御飯は白米だよ〜」

隣りのうぐぅが不適切な発言をしやがったので、デジョンで次元の狭間送りにしてやる。

あゆ「自爆はいやだよ〜・・・・

と、断末魔の言葉を残し、次元の狭間に消えていった。

祐一「日本人の朝食はトーストとスクランブルエッグに決まってるだろうが。ですよね、秋子さん?」

秋子さんも微笑んで同意してくれた。
頬が少し赤かったのがちょっと気になるが・・・
とりあえず、日本の米作農家を全て敵に回したな、これは。
ついでに米国の米作農家も敵に回しただろうな。
まあ、それはどうでもいいがヽ( ´∇`)丿

しばらくして下りてきた名雪も朝食を済ませ、いつもの如く。
早朝マラソンを開始する。

今日もあっという間に学校は終わるんだろうなぁ。
と思いつつも、2人で音速を超えたスピードで走る。


・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・


ほら見ろ、あっという間に終わっちまったじゃないか。

つづく

 



後書き

「わたしはナユちゃん!」第壱拾八話です。
ん〜・・・これで第1部完かな。まだまだ続くが。
名雪「・・・SS作家としてこんなSS書いていいとでも思ってるの?」
いいじゃん。
名雪「はあ・・・もういいよ・・・」
何? その全てを諦めたような溜息は?
名雪「その通りだよ・・・」
ぬう・・・どこが気に入らんのか。
名雪「全部だよ」
くっ・・・くっそぉぉぉぉぉっ!!!
名雪「汚れきった筆者に青春ダッシュは似合わないよ・・・」

名雪「それじゃまたね〜♪」