「いい? 現在の第3新東京市の対使徒迎撃システム稼働率は20%
実戦での稼動はまだ期待できないわ。
よって本作戦は目標が第3新東京市に入る前に、エヴァ2体の波状攻撃で撃破!
いいわね!? 奴等には絶対出番はやらないわっ!!」
ネルフ作戦部作戦部長葛城ミサトがパイロット2人に激を飛ばし、
指揮車上空に待機してる巨大戦艦を憎悪が篭った目で睨みつける。
「まかせといてミサト! 奴等なんかが手出し出来ない程、完膚なきまでに倒してみせるわっ!」
「・・・・・」
朱金の髪の少女がミサトの激にそう応えると、少女もミサトと同じく、上空に居る巨大戦艦を睨みつける。
激を飛ばされたもう一方のパイロット。蒼銀の髪の少女は、
感情の篭らない朱の瞳で、上空の巨大戦艦を見上げた。
彼等が見上げた巨大戦艦は、カラーリングこそ深い緑から漆黒の黒に変更されど、
その姿は間違い無く、未来から過去へ来たシンジ達の乗る、機動戦艦メタトロンそのものだった・・・
変更はカラーリングだけではなく、艦首付近と艦底中央には、6対12枚の白銀の翼を象ったエンブレムがあった。
その姿は最も神に近い位置にいながらして、
最初に神に弓引いた天使、反逆の大天使長、ルシフェルの様であった・・・
「ご主人様。宜しかったのですか?」
「ん〜? なにがぁ?」
緊張した空気の流れるメタトロン発令所内に、緊張感など欠片も無い言葉が響く。
「ネルフなどに指揮権を譲って」
「ん〜〜・・・別に構わないわよ。どうせ初号機以外じゃ勝てないだろうし。
A.T.フィールドだって使えないんだしね」
場所に似合わないメイド服の女性が表情を曇らせ訴えるが、
答えた少女はあっけらかんとネルフが勝てない理由を挙げ、女性の不安を一蹴する。
「ご主人様がそう仰るのであれば・・・」
「大丈夫。心配いらないわ。アスカやレイには悪いけど、先制パンチはしっかり決めとかないとね」
あっさりと引き下がったメイド服の女性に、少女がウインクをして見せる。
説明が遅れたが、メイド服の女性はリリン化した第4使徒シャムシエルこと熾舞シエル。
少女の方は、お気付きの方も居るだろうが、女性体の神乃シンこと神乃ユイナであった。
神乃シンとは時を越え、この時代へとやってきた碇シンジの名前である。
そして神乃ユイナとは、シンが自分の顔がもう一つあると
便利だとか云う理由で作り出されたもう1人のシンだった。
「さてと・・・ネルフが負けた後の準備、出来てる?」
「準備万端だよユイナちゃん。いつでもいける」
ユイナが何も無い空間に通信ウインドウを開くと、そのウインドウの先に居る人物、カヲルに確認を取る。
そしてカヲルから期待通りの答えを受けると、「ありがとう」と礼を言って通信を切った。
「これで準備は整ったと。さ、ネルフの初戦敗退の様子、じっくり見させてもらおうかな♪」
ユイナは鼻歌が混じりそうなほど上機嫌な様子で、発令所の中央に設置された巨大な主モニターを見つめた。
主モニターには、エヴァンゲリオン零号機と弐号機が、第3使徒サキエルと静かに対峙する姿があった。
「攻撃開始!!」
ミサトが高らかにそう宣言すると同時に、弐号機がスマッシュホークを握り締めてサキエルに飛びかかる。
「もらった!」
飛びかかった弐号機パイロットの朱金の少女は、反応を示さないサキエルに勝利を確信した。
が・・・
ガキィィィィィィィンッ!!
弐号機はサキエルの発した紅い六角形の障壁、A.T.フィールドによってあっさり弾き返された。
「くうっ」うめくと、再度攻撃を試みるものの、A.T.フィールドに阻まれ攻撃は一切届かなかった。
「A.T.フィールドがある限り、使徒への攻撃は届かない・・・」
指揮車にミサトと一緒に乗っていた技術一課E計画担当赤木リツコがA.T.フィールドに阻まれた弐号機を見つめ、
呆然とそう呟く。
「どうすんのよ! これじゃ攻撃できないじゃない!」
朱金の少女がA.T.フィールドを睨みつけて喚き散す。
とその時、攻撃されてもA.T.フィールドを張るだけで何もしなかったサキエルが突然攻勢に出た。
A.T.フィールドを解き、胸の仮面のような部分にある2つの目を輝かせ、弐号機に十字架の炎を浴びせた。
ドゴォォォォォォンッ!!!
「キャァァァァァァァッ!!!」
「神経接続カット! 急いで!」
直撃を受けた瞬間にミサトが指示を出す。次の瞬間、ミサトの指示が正しかったことを示した。
ドゴォォォォォォンッ!!!
再度サキエルの目が輝き、弐号機にトドメを刺した。
攻撃による煙が晴れたその場所には、装甲が黒焦げになった弐号機が転がっていた。
「くっ、レイ! そっちへ行くわ! 気をつけて!」
弐号機を倒したサキエルが零号機の方へ向き直る。
そして素早い動きで零号機の懐へ飛びこむと、左腕を零号機の胸に叩きつけ、光の槍で装甲を貫いた。
「ぐっ・・・」
「神経接続カット!」
光の槍は零号機の身体を貫通し、槍が身体から抜かれると、その傷口から夥しい量の血液が噴出した。
「・・・EVA零号機、弐号機共に完全に沈黙・・・」
オペレーターが沈んだ声でそう報告すると、ミサトは歯が砕けそうな程に歯を食いしばり、
握り締めた手からは血がポタポタと落ち、指揮車内に小さな血溜まりを作っていた。
「ふ〜ん・・・あんなもんかぁ。サキエルって大した事ないのになぁ・・・ま、「ボク弱くないよっ!!」
呆れたといった感じで呟いていると、いきなり通信ウインドウを開き、
怒り心頭なサキがユイナの言葉を途中で遮った。
「ごめんごめん。サキじゃなくて、あそこのサキエルの事よ」
「ぶ〜。でも、ボク弱くないよ。あの時のユイナちゃんの初号機が強かっただけだよぉ」
言葉通りぶーたれるサキ。
だが、その言い分はもっともかもしれない。
初号機が暴走したからこそサキエルはあっさり倒されたのであって、
まともに殺り合ったのであればサキエルは強かったのかもしれない。
「う〜ん・・・まあ、それは後でシンジに戦って確かめてもらいましょ」
「う〜・・・シンジも強すぎるよ〜」
最後に「勝てっこないよ〜」とまたぶーたれてサキは通信を切った。
「まったく・・・サキにも困ったものです」
ユイナの横に控えていたシエルが溜息と共に吐き出す。
「まあまあ、可愛いじゃないの」
「そう云うものでしょうか?」
シエルに「そう云うものよ」と答えると、ユイナは表情を引き締め、通信ウインドウを開く。
その先は・・・
「私だ」
髭眼鏡こと、ネルフ総指令六分儀ゲンドウだった。
「もうそちらには使徒を殲滅する術は無いようですので、
指揮権は我が特務機関フォスファルに移ったものとさせていただきます。あしからず♪」
と、にこやかに髭眼鏡に宣言する。
が、その表情に側に居たシエルが戦慄していた。
ユイナは髭眼鏡など問題にならない程の威圧感と殺気。いや、
比べる事自体が愚かに思える程の威圧感と殺気を放っていた。
シエルは凍り付き、身体中から嫌な汗を噴出させ、膝はガクガクと震えていた。
「くっ・・・・・・よかろう」
通信越しでもその威圧感が伝わったのか、髭眼鏡は悪態つきながらも指揮権移行を承認した。
そして通信を切ると共に威圧感と殺気が収まり、シエルはその場に膝を付いた。
「あっ! ごめんシエル!」
膝を付いたシエルに気付き、慌てて駆け寄るユイナ。
恐ろしい程の威圧感と殺気から解放されていても、シエルの震えは収まっていなかった。
「だ、大丈夫ですご主人様。心配なさらないでください」
シエルはそう言って笑顔を作るが、どう見ても顔は青褪めており、身体は震え、汗をびっしょりとかいていた。
「ごめん・・・ごめんねシエル。わたしの不注意で・・・」
震えの止まらぬシエルを抱き締めるユイナ。
2人はカヲルが心配して通信ウインドウを開くまでそのままだったという・・・
「さ、始めるわよ。無人機放出!」
ユイナのその指令が発令所に響いた瞬間、メタトロン各部のハッチが開き、
無人戦闘機や無人戦闘車両が放出され始めた。
「ご主人様。アレは使用なさらないんでしょうか?」
「勿論使うわよ。わたしが出るわ。確かめておかなきゃいけないこともあるし、なによりわたしも戦いたいしね」
シエルがアレと言った瞬間、ユイナの眉がピクっと反応し、それに即座に答える。
それに答える表情は、どことなく嬉しそうであった。
「フォスファル旗艦メタトロン、大量の戦闘機、戦闘車両を放出! 数は戦闘機が30! 車両が40です!」
オペレーターが報告を繰り返す中、本部に戻って来たミサトとリツコがメタトロンが映る主モニターを見上げる。
「馬鹿な連中ね。通常兵器じゃ使徒にはまったくダメージを与えられないってのに」
「そうね・・・何をするつもりかしら・・・」
ミサトは無駄な行為を馬鹿にし、リツコは何をするつもりなのか、その裏を探っていた。
「でも、変わった戦闘機に戦車ね。ミサイルや砲塔が付いてないわ」
「・・・他の攻撃方法があるのかしら・・・マヤ、調べて」
ミサトが戦闘機や車両の形や武装に首を捻る最中、リツコは冷静にオペレーターの伊吹マヤに指示を出し、
MAGIによる解析を行わせた。
「結果出ました! 戦闘機、車両共に、武装はレーザー砲のようなものとMAGIは判断しています」
「ようなもの? 陽電子や荷電粒子の類では無いというの?」
MAGIの曖昧な判断にリツコも首を捻る。
「はい。陽電子、荷電粒子ではありません。MAGIはそれについて判断不能を提示しています」
「情報不足・・・か。マヤ、あの武装のデータ、取っておきなさい」
マヤに再度指示を出し、使徒を包囲完了した無人機の映るモニターに視線を戻す。
刹那・・・包囲完了した兵器達が、使徒に向けて苛烈な光の矢を放ち始めた。
「攻撃開始! ファイアッ!」
ユウナの指令がメタトロンの制御システムを駆け巡り、
無人兵器達が次々と光の矢、"メーサー砲"を撃ち出す。
蒼く輝くメーサーの光がサキエルに突き刺さる。
だがサキエルも黙ってやられるわけはなく、光の槍を突き出し、飛行するメーサー式VTOL戦闘機を落としにかかる。
が、見事な編隊行動でそれを回避し、お返しにメーサー砲を叩きこむ。
「ダメージは?」
「現在目標の損傷率は5%です」
何も無い虚空に向かってユイナが問い掛けると、目の前に「損傷率5%」と書かれたウインドウが表示される。
「ここまでダメージを与えられるとはね・・・っていうか、A.T.フィールドを貫けるとは思わなかったわ」
ユウナは半ば呆れたような表情で少しずつではあるがダメージを与えていくメーサーの光を見つめた。
「ゴジラにまったく効果が無かったのが嘘の様ですね」
「し、シエル・・・それはちょっと・・・・・・」
言ってはイケナイ事をサラリと言うシエルに冷や汗をかくユイナ。
いや、実際ゴジラに対してはまったくと云っていい程効果は無かったのだが・・・
実際ユウナもこれは殆ど遊びのつもりでいた。
西暦1995年に戻った彼女は何気なく鑑賞したゴジラシリーズをいたく気に入り、
のめり込み、ついには神の能力などという言語道断の能力を使ってメーサー兵器を作り上げてしまったのだ。
ついでにメタトロンの格納庫内にはスーパーXVがあったりするのだが、これは彼女だけの秘密である。
ただ彼女としてはあれがサキエルに対してダメージを与えているのは予想外であった。
彼女としては、あれは多少の足止めになり、
ゴジラ内の様に踏み潰されたり放射能熱線で焼き払われたり
するのを実際に見てみたかっただけだったりもする。
っていうか本音はその為だけに作ったのであった。
「ま、それはともかくとして、あのくらいじゃ火傷程度のダメージだし・・・出るわ」
「いってらっしゃいませ」
少し考えると立ち上がり、そう言うや否やユイナの身体が消える。
シエルは主の居なくなった席に向かって深々と御辞儀をし、己の主を見送った。
「な、あれ使徒に効いてるのっ!?」
ネルフ発令所内にミサトの悲鳴のような声が上がる。
目の前で繰り広げられる戦闘で、使徒が損傷していく様が信じられないのだ。
メーサーの矢が使徒に突き刺さり爆炎を上げる。其の度に使徒の身体に小さく焼け焦げた跡が出来る。
「信じられないわね。A.T.フィールドを貫いてダメージを与えているわ」
「あんた暢気に言ってんじゃないわよ! 何よ! 通常兵器でも倒せるんじゃない!」
リツコの素っ気無い返答にミサトの怒りのボルテージが一気に上がる。
「あれを通常兵器と呼んでもらっては困るわ。あんな物、ネルフにも国連軍にも戦自にも作れやしないわ」
「フォスファル独自の物というわけね・・・」
憎々しげに呟くミサトに、リツコが無言で肯定する。
「でも、あれでは使徒は倒せないわ」
「っ!? 何故!? あれは使徒に届いてる! 効いてるじゃない!?」
否定的なリツコの意見に対し勢いよく振り返り、機関銃の様に言葉を放つミサト。
実際彼女はこの戦いが終ったらネルフ特権を利用して、フォスファルからあれを1台徴発するつもりでいた。
それが出来るかどうかは別問題としてだが。
「これを見なさい」
リツコは素早いブラインドタッチでコンソールを操作すると、あるデータをミサトに突き付けた。
「これは!? ・・・・・・なにこれ?」
ミサトの顔が一瞬驚愕に歪むのも束の間、頭に大きくクエスチョンマークを浮かべてリツコに問い返す。
「ミサト・・・ほんとに・・・あなたって人は・・・」
予想もしなかったミサトの馬鹿さ加減に頭痛のする頭を抑えながらリツコは説明をした。
「ふむふむ・・・要するに、A.T.フィールドは貫けてもダメージが火傷程度だから
自己再生機能増幅で追い抜かれて、殲滅は無理ってこと?」
「そう云う事よ・・・」
馬鹿にでも解る様に説明した為、リツコは疲労困憊といった様子だ。
対するミサトはなんとかリツコの説明を理解した様で、仕切りに首を縦に動かし何か納得している様子。
「でも、倒せないって事は・・・奴等どうするのかしらね・・・」
「さあ、検討もつかないわ」
2人して主モニターに向き直り、今も激しくメーサー砲を叩き込むメーサー戦車に目を向けた。
「神乃ユイナ! 出ます!」
何やら謎めいた出撃台詞を残し、メタトロンからユイナが飛出した。
「ユイナちゃんも、凝り性だねぇ・・・」
格納庫で手を振っていたカヲルがそうポツリと呟いた。
「なっ!? あれはナイチンゲール!?」
珍しく取り乱したリツコの絶叫に近い叫びが発令所内に轟く。
その声の大きさに、オペレーター3人集も何事かと職務を忘れて振りかえってしまった。
だが、発令所内にはそれ以外の事で職務を放棄した人間が密かに何人か居た。
それは話しに関係は無いので割愛するが・・・
「リツコ? どうしたのよ? あれを知ってるの?」
ミサトは自分もあれを見て何なのかと驚いてはいたが、
親友があれの事を知っている様なので落ちついてリツコに問う。
「い、いえ・・・何でも無いわ・・・そうよ、ありえないもの・・・」
信じられない物を目にし、取り乱しはしたが、どう考えてもありえない事なのでそう結論付けて自分を落ちつかせる。
納得出来ないのはミサトだった。
「ありえないって、あんた何か知ってるんでしょ!? 言いなさいよ!」
「ありえないからありえないって言ったのよ! それに、こんな話しは馬鹿げてるわ!」
落ちつかせたはずが全然落ちついていないリツコだった。
それからミサトとリツコの間で激しい言い合いが始まるが、彼女達はその事を後で死ぬほど後悔するのだった。
「あの〜・・・」
ギャンギャンという形容詞がピッタリな言い合いを繰り広げている2人にマヤが怯えながら恐々声をかける。
「「何!?」」
言い争いを邪魔された2人はギンっと目を血走らせてマヤを睨みつける。
その時マヤは、某人材派遣会社に電話をかけようかと本気で思ってしまったと後に語っている。
「ヒッ・・・あ、あの、その・・・使徒・・・殲滅されました」
マヤがその言葉を放った瞬間、時が凍りついた。
そして時がまた動き出した瞬間・・・
「「な、何ですってぇぇぇぇぇぇっ!?!?」」
発令所に作戦部長と技術部長の虚しい絶叫が響き渡った。
続く・・・
後書き
長らくお待たせしやした、おわはじCHAPTER.2でふ。
名雪「えらく時間かかったねぇ・・・何やってたの? っていうかおわはじって何?」
ん、おわはじはこのSSの略称さ〜。終りの始まりって呼ぶより楽っしょ。
名雪「そりゃそうだけど・・・」
ま、これで定着してくれるといいんだけどねぇ。
名雪「そんな事より、何やってたの?」
ん、ああ、それは企業秘密さ。
名雪「ネトゲやってただけでしょうに・・・」
ふっ・・・バレては仕方が無い・・・その通りだ明智君。よく解ったね。
名雪「明智って・・・筆者が怪人20面相? に、似合わないお〜」
だまらっしゃい!
名雪「まあそれはいいや」
いいんかい。
名雪「そんな事より、メーサー戦車なんて何のつもり?」
いや、何のつもりと言われても・・・ただの遊びだけど。
G-フォースメカ好きだから少し活躍してもらったけどね。
名雪「はあ・・・そんな事の為だけに出したんだ・・・」
そうだ! 悪いかぁっ!
名雪「威張るんじゃないよっ!!(ゴシャ」
アベシッ!?
い、痛いじゃないか。何をするんだ明智君。
名雪「そのネタからは離れるんだよ!(バキャ」
ろれぷらあっ!?
ううう、いいじゃないかぁ。ギャグありなんだからぁ・・・
名雪「はあ・・・・・・もういいよ・・・」
何? その思いっきり何もかも諦めた感じは!?
名雪「その通りだお〜」
ぐ・・・何故だ!?
無駄な努力をする自衛隊はなしにG-フォース!
次々と薙ぎ払われる兵器達! 男の浪漫を感じるじゃないか!
名雪「そんなの知るわけないおっ!!(ゴキャベキ」
ヒデブ・・・(バタ
名雪「あ、筆者のびちゃったよ・・・・・・それじゃまたね〜」
・・・・・・(昏倒中